Miscellaneous

ある家庭教師の独り言

夏休みは大胆な勉強を

もうすぐ夏休み。言うまでもなく受験生にとっては大事な時期だし、チャレンジの時期でもあるだろう。 勉強が順調に進んできた高3生は、夏休みに初めて受験校の過去問を解いてみる場合も多いと思うが、多くの人にとっては、えっ、こんなに難しいの、こんなに…

ただ音読しても、ただ問題を解き直しても、効果はない

英語の勉強は、理解して覚えるだけではダメで、問題を何度も解き直したり、英文を何度も音読したりといった反復作業が必要だ。そうした反復作業で、理屈で何とか分かるものを、直感的に分かる域に高めて初めて実力がつくと言える。 もっとも音読などの反復作…

ネットの情報を鵜呑みにすると危険・・・受験勉強の落とし穴

ウチに来る生徒の大半は、覚えるべき単語が覚えられていないのだが(そしてこれこそが英語が出来ない理由の筆頭)、最近来た生徒(浪人生)はそうではなく、非常によく覚えていた。実際チェックをしてみると、使っている単語集(シス単)はほぼ完璧に覚えら…

英語の入試改革は進んできたが、やはり日本は実用英語より教養英語?

2020年の大学入試改革で、英語は民間の試験を用いて4技能を測ることになっているが、昨日どの試験を採用するかが公表された。 まあ着々と制度面での準備は進んでいるようだが、未だに肝心の思想面の合意が出来上がっていないというか、哲学が出来ていないと…

しゃべるバクテリア・・・入試英語長文からの究極の学び

このブログでは時折、印象深かった内容の入試英語長文を取り上げているが、最近特に、よく思い出される長文がある。それは、世紀を1つ戻した、1999年の昭和薬科大の問題で「しゃべるバクテリア」の話だ。 あるたとえ話なのだが、内容は次のような感じだ。 ・…

他者の評価よりも、自分の「思い」

NHK Eテレの、テストの花道という番組がある。名の通り、主にテストで点を上げるための勉強法を教えるものだ。見方によっては、やや型にはめて、単純化しすぎているきらいもあるが、一見つかみどころがないと思われることでも、目のつけどころや、何をすべき…

学力の二極化 その2・・・対策の鍵は意識変革

昨年も、学力の二極化について書いたことがある。以前なら出来る側に入っていた中間層が、出来ない側に回ってしまい、学力の二極化が起きている、という内容だ。そしてその理由は、中間層が、基本が確立しないまま、出来る人の勉強をまねてしまうから、さら…

5年ぶりに政治の話・・・安保法案の件で思ったこと

このプログは、2010年の10月に始めたので、今月で丸5年が経ったことになる。細々とだが(本当に細々)、よく5年も続いたものだと、我ながら感心する。 ちなみに第1回目の記事は、家庭教師のブログなのに、なぜか「貧者の兵器とロボット兵器」という、ある意…

何事もバランスが大事・・・清潔さもほどほどに

少し前にあるテレビ番組で、ダニアレルギーの最新治療を取り上げていた。それは、ダニから抽出した成分を含むエキス、言うなればダニエキスを体内に取り入れ、それによって、アレルギー物質に対して、徐々に体を慣らしていくというものだ。まさにダニはダニ…

長文が読めないのに長文をやる・・・考えてみればおかしな勉強

「英語の長文が苦手なのですが、どうしたらよいでしょう?」という相談に対して、「長文をたくさん読んで長文に慣れよう」という指示がされることが多い。これは、ある意味正しいかもしれないが、そうした相談をする人の一般的な思いを考えると、必ずしも正…

400年に3回うるう年がない 英語長文は小ネタの宝庫 その2

先月話題にした小ネタの続きだが、取り上げるのは 2014年 慶応大(理工)第1問の長文だ。解こうと思っている受験生は、ネタバレになるのでご注意を。 その長文のテーマは、人は外向的でなければならない、とするアメリカの文化に対する異論だ。そこには、ア…

なぜトーストはバターを塗った面が下に落ちるのか? 英語長文は小ネタの宝庫

つい先日ちょっとしたテレビ番組で、「バターを塗ったトーストをテーブルから落とすと、なぜいつもバターの面が下になって(よりによって床が汚れるように)落ちるのか?」という疑問を、ある意味科学的に検証していた。この現象は決して偶然ではなく、必然…

今の生徒は真面目だが・・・

私は、かれこれ30年ほど教える仕事をしている。これだけ教えていると、昔と比べ、やはり生徒の気質は変わってきたなあ、とつくづく感じる。変わった点は色々あるのだが、最近特に感じるのは、生徒が真面目になったということだ。 真面目なのは本来よいことな…

私のダイエット法・・・と英語の指導法

もう10年ほど前になるが、私は長年吸っていたたばこを止めた。するとご多分に漏れず、食欲が増し、知らぬ間にたくさん食べるようになっていたのか、体重がじわじわと増えていった。 私は太る体質ではなかった(と自分では思っていた)ので、体重の増加には気…

やはりセンター試験について語ろう

これまで年初めの1月は、いつもセンター試験に関する話題を書いてきたが、今年は、イスラム国による日本人人質殺害という、非常にショッキングな事件があったので、そのことを書いた。 1月にセンター試験のことを書く、ということを決まりにしているわけでは…

日本人は冷たい

イスラム国により、二人の日本人が人質にとられ、うち一人が殺害されてしまったようだ。非常に残念だし、卑劣な犯行には憤りを覚える。そしていよいよ日本も、世界的なテロが他人事では済まなくなったなという感じがしてくる。 一方でこの事件を機にまた、日…

「ダメよ~ダメダメ」の昨今

「ダメよ~ダメダメ」とは、2014年の新語・流行語大賞となったフレーズだ。実は私自身は、この言葉にあまり馴染みがなかったので、大賞の候補にノミネートされた段階でも、まさかこの言葉が大賞をとるとは思っていなかった。 でも、ある審査員のコメントを聞…

和訳は不要?

昔、私が高校生だった1980年代や90年代は、学校の授業は受験には役立たないと言われていた。それが徐々に学校でも、受験を意識した授業を行なうようになってきた。学校教育的な是非はあるかもしれないが、受験生にとっては有難いことだろう。でも最近それが…

実用英語が身につかなかった理由は、技能の偏りだけではない

先日、現在のセンター試験に代わる新しいテスト(平成32年度から実施)の案が示された。そして英語に関しては、聞く・話す・読む・書くの4技能を測定する、TOEFLなどの外部試験を導入するとのことだ。特に英語に関する案は、以前から注目していたが、実施時…

情報過多の時代における家庭教師の役割

英語を教えている私も、もちろん英語の疑問点を調べることがある。最近は専らネットで調べることが多いが、本当に情報が豊富で、ほぼ全ての疑問が、ネットで片付いてしまうと言ってもいい。 文法の解説など、英語そのものについての情報はもちろん、お薦めの…

求めないものは手に入らない

受験の天王山と言われる夏休みも終わりを迎えるが、受験生の皆さんは、うまく勉強を進められただろうか。その夏休みは、実戦的な勉強も意識すべき時だが、英語の受験勉強において、多くの受験生にとって、最後にして最大の山場となるのが、「速読力」の養成…

学力の二極化

最近、学力低下に加えて、学力の二極化という問題をよく耳にする。できる人とできない人に二分され、中間層が減っているということだが、その中間層ができない側に回ってしまっていることが、特に問題視されている。 この記事で扱っている学力の二極化は、主…

日本人はどうしたいのか

ブラジル・サッカー・ワールドカップ、今回日本は1勝もできずに、1次リーグ敗退という残念な結果で終わってしまった。日本のW杯出場は、これで連続5回目。1998年のフランス大会初出場から16年が経っているが、当初から敗因の1つとしてずっと言われ続けてきた…

普通がイチバン

今の日本、何においても、他との差別化が必要なのか、変わったものがもてはやされる。なのでちょっとあまのじゃくな(!?)私は、逆に「普通」をウリにしようと思っている。と言うより、世間の風潮とは関係なく、当初から、奇をてらわず正攻法で(つまり普通…

日本の劣化

日本が劣化したと言われて久しい。それは、モラルやプロ意識の低下について言うことが多いが、問題の処理の仕方の劣化もある。不祥事やスキャンダルの後、当事者が表面上謝罪はしながらも、責任逃れの発言に終始する記者会見などが、典型例だ。 中でも最悪の…

個人指導のジレンマ

今さらの話だが、個人指導(家庭教師)のような1対1の指導のメリットは、生徒個人の特徴、レベルに合わせた指導ができるということだ。でもこのことは、デメリットにもなる。生徒に合わせることを意識しすぎると、本来目標とするレベルになかなか高まってい…

受験生もあの満足感を ・・・ ソチオリンピックを見て

ソチオリンピックが終わった。受験生はオリンピックどころではなかっただろうから、ちょっと申し訳なく思うが、何だかんだと結構見てしまった。 フィギュアスケートの羽生選手や、スノーボードの平野選手、平岡選手のような、若者の活躍ももちろん素晴らしか…

やはり、センター試験を見習おう

毎年1月のブログ記事は(13年、12年、11年)、センター試験のことを書いてきたが、ここ数年問題の質は大体一定で、多少の変化はあるものの、特筆すべき大きな変化はない。なので今年はもう、センター試験のことを書くのはやめようかと思ったが、年に一度の受…

12月の記事は、多忙につきお休みとさせていただきます。申し訳ありません。

聞く・話すが大事と言っても・・・

ウチに通っている、ある中高一貫校の中学生に、学校の授業内容を知りたいので、ノートを見せてくれるよう頼んだところ、ノートはないと言う。なかなか衝撃的な返答で、最初は、ノートもとらないほど授業を聞いていないのかと思ったりしたが、よく話を聞くと…