Miscellaneous

ある家庭教師の独り言

教育

夏休みは大胆な勉強を

もうすぐ夏休み。言うまでもなく受験生にとっては大事な時期だし、チャレンジの時期でもあるだろう。 勉強が順調に進んできた高3生は、夏休みに初めて受験校の過去問を解いてみる場合も多いと思うが、多くの人にとっては、えっ、こんなに難しいの、こんなに…

英語の入試改革は進んできたが、やはり日本は実用英語より教養英語?

2020年の大学入試改革で、英語は民間の試験を用いて4技能を測ることになっているが、昨日どの試験を採用するかが公表された。 まあ着々と制度面での準備は進んでいるようだが、未だに肝心の思想面の合意が出来上がっていないというか、哲学が出来ていないと…

他者の評価よりも、自分の「思い」

NHK Eテレの、テストの花道という番組がある。名の通り、主にテストで点を上げるための勉強法を教えるものだ。見方によっては、やや型にはめて、単純化しすぎているきらいもあるが、一見つかみどころがないと思われることでも、目のつけどころや、何をすべき…

学力の二極化 その2・・・対策の鍵は意識変革

昨年も、学力の二極化について書いたことがある。以前なら出来る側に入っていた中間層が、出来ない側に回ってしまい、学力の二極化が起きている、という内容だ。そしてその理由は、中間層が、基本が確立しないまま、出来る人の勉強をまねてしまうから、さら…

長文が読めないのに長文をやる・・・考えてみればおかしな勉強

「英語の長文が苦手なのですが、どうしたらよいでしょう?」という相談に対して、「長文をたくさん読んで長文に慣れよう」という指示がされることが多い。これは、ある意味正しいかもしれないが、そうした相談をする人の一般的な思いを考えると、必ずしも正…

400年に3回うるう年がない 英語長文は小ネタの宝庫 その2

先月話題にした小ネタの続きだが、取り上げるのは 2014年 慶応大(理工)第1問の長文だ。解こうと思っている受験生は、ネタバレになるのでご注意を。 その長文のテーマは、人は外向的でなければならない、とするアメリカの文化に対する異論だ。そこには、ア…

なぜトーストはバターを塗った面が下に落ちるのか? 英語長文は小ネタの宝庫

つい先日ちょっとしたテレビ番組で、「バターを塗ったトーストをテーブルから落とすと、なぜいつもバターの面が下になって(よりによって床が汚れるように)落ちるのか?」という疑問を、ある意味科学的に検証していた。この現象は決して偶然ではなく、必然…

やはりセンター試験について語ろう

これまで年初めの1月は、いつもセンター試験に関する話題を書いてきたが、今年は、イスラム国による日本人人質殺害という、非常にショッキングな事件があったので、そのことを書いた。 1月にセンター試験のことを書く、ということを決まりにしているわけでは…

実用英語が身につかなかった理由は、技能の偏りだけではない

先日、現在のセンター試験に代わる新しいテスト(平成32年度から実施)の案が示された。そして英語に関しては、聞く・話す・読む・書くの4技能を測定する、TOEFLなどの外部試験を導入するとのことだ。特に英語に関する案は、以前から注目していたが、実施時…

情報過多の時代における家庭教師の役割

英語を教えている私も、もちろん英語の疑問点を調べることがある。最近は専らネットで調べることが多いが、本当に情報が豊富で、ほぼ全ての疑問が、ネットで片付いてしまうと言ってもいい。 文法の解説など、英語そのものについての情報はもちろん、お薦めの…

学力の二極化

最近、学力低下に加えて、学力の二極化という問題をよく耳にする。できる人とできない人に二分され、中間層が減っているということだが、その中間層ができない側に回ってしまっていることが、特に問題視されている。 この記事で扱っている学力の二極化は、主…

やはり、センター試験を見習おう

毎年1月のブログ記事は(13年、12年、11年)、センター試験のことを書いてきたが、ここ数年問題の質は大体一定で、多少の変化はあるものの、特筆すべき大きな変化はない。なので今年はもう、センター試験のことを書くのはやめようかと思ったが、年に一度の受…

理不尽な評価は現場を歪ませる

川勝・静岡県知事の、全国学力テストに関する発言が話題を呼んだ。小学校国語Aの正答率が、全都道府県で最下位だったことを受け、県内の点の悪かった下位100校の校長名を公表すると言うのだ(紆余曲折があり最終的には、上位の学校の校長名を公表することに…

センター試験の微妙な変化

今年のセンター試験(筆記)は、昨年と比べて、出題形式やレベルに大きな変化はなかったが、長文の分量が少し増え、一層の速読力が求められただろうか。ただそれ以上に、実際解いてみて感じた微妙な変化がある。それは、英文そのものの解釈というよりも、情報…

不安なら大丈夫

昔教えていた予備校に、ある生徒がいた。直接教えていたわけではないのだが、話はよく交わした。その生徒が高校3年の秋深まる頃、「入試も近づいてるけど、大丈夫か?」と聞くと、すかさず「大丈夫っす、余裕っす。」との堂々とした返事。でも実は、この生徒…

勉強、やらせ過ぎ

ウチには、中高一貫校の受験学年以外の高1生、高2生、もしくは中学生も来ているが、そうした生徒と接していてよく思うのは、学校のカリキュラムが随分厳しいなということ。厳しいというのは、進度が速すぎではないかと思えたり、課題の分量が多すぎではない…

出来ない生徒の気持ちは分かるつもりだが・・・

色々あって、私は高1、高2の時にやる気をなくし、ほぼ全く勉強をしなかった。当然成績も悲惨なもので、学年最下位などというのも珍しくなかった。なので私は出来ない生徒の気持ちがわかるつもりだ・・・が、必ずしも出来ない生徒に優しいわけではない。それ…

いじめ対策は「心」で

大津の中学校のいじめ自殺問題、本当に痛ましい出来事だ。加えて、教師と教育委員会の対応があまりにもひどい。いじめというものは昔からあったし、それに関する記者会見も様々目にしてきた。でも今回の校長や教育長の、あそこまで責任逃れに必死になってい…

辞書は引くべき or 引くべきでない?

4月になり、各予備校の新年度が始まったが、今年もまた例のコトが起こっているようだ。それは各先生によって、勉強法に関する指示がばらばらだということ。もちろん各先生とも、信念を持って、生徒の学力を上げるのに一番よい、と思えることを指示していると…

センター試験を目指そう

今年のセンター試験(筆記)は、昨年より若干易化したように思う。これまで前年と比べて易化したなと思う年は何度もあったが、今年の印象は以前と少し違う。例年、易化したと言っても、紛らわしい問題が何題かは含まれていたものだ。特に昨年は、発音問題に、…

現実を見よ

2011年ももうすぐ終わり。受験生はいよいよ追い込みだ。不安な気持ちも高まっているかもしれない。でも私はあえて「現実を見よ」と言いたい。つまり、自分の盲点にしっかり目を向けよ、ということだ。 直前期とは言え忘れてはならないのは、自分が出来なかっ…

情報過多時代の勉強

先日、英語の問題集を見に、比較的大きな書店に行った。いつも思うことだが、とにかく本の種類が多い。英語の本だけでも、よくここまで種類があるなと驚く。教える側でさえ、迷うことがあるくらいだから、生徒は、どれを選んだらよいか、さぞ迷うことだろう…

小学校・英語必修化への期待

いよいよ4月。新学年の始まりだ。今年から小学校で、外国語(英語)活動が必修化される。実によいことだと思う。というより、導入が遅すぎたくらいだ。 小学校で英語を取り入れようという話が出て、かれこれ十数年経つのだが、当初は、小学校のうちは、国語…

京都大学・入試問題流出

京都大学の入試問題流出、本当に驚きだが、冷静に考えてみると、そうしたことを、やろうと思えば出来る技術は整ってしまったのだから、起こるべくして起こった事件だとも思う。 それにしても、疑問点が多い。なぜよりによって、京都大学という日本の最高峰の…

入試英語長文から学ぶ幸福論 その2

前回の記事(2/12)で触れた、最近目にした、幸福論と言える内容の入試とは、09年慶応大・法の問題。話しの中心は、幸福の定義というものが難しい中、社会が市民の幸福をどう実現するか、ということだったが、前回取り上げた入試の内容と同じように、「選択…

入試英語長文から学ぶ幸福論 その1

05年筑波大入試の英語長文問題に、選択肢が増えると幸福感は減る、といったことが書かれていた。物が色々選べる、つまり選択肢が多い豊かな社会では、多くの選択肢と比較検討できてしまうがゆえに、自分は最善の選択をしたのか、という疑問が常につきまとい…

力試しはすれど、力をつけさせない学校

極端な言い方ではあるが、タイトルの通り、英語の力試しはするのだが、力をつけさせない学校の例を耳にした。その学校は、根本的な実力をつけるための地道な作業をあまり重視せず、模試やその他の試験を多く受けさせるなど、実戦練習を重視しているとのこと…

センター試験が終わって・・・文法は!?

今年もセンター試験が終わった。受験生の皆さん、お疲れ様でした。今年は全国的に気象条件が悪く、一段と大変だったことでしょう。 今年のセンター試験は、昨年と比べ、総語数が増えたものの、若干易化したように思われる。が、総じて言えば、それほど大きな…

個性重視も、KYを気にする日本人!?

KY(空気が読めない)という言葉が出来て、どれくらい経ったろうか? 最近の子供(大人もか?)は、一段と周りの空気を読むことを気にしているようだ。 ゆとり教育が始まって幾年月。ゆとりと共に、個性重視も謳われたはずだが、さあ個性を出そうと言っても…