Miscellaneous

ある家庭教師の独り言

2015-01-01から1年間の記事一覧

しゃべるバクテリア・・・入試英語長文からの究極の学び

このブログでは時折、印象深かった内容の入試英語長文を取り上げているが、最近特に、よく思い出される長文がある。それは、世紀を1つ戻した、1999年の昭和薬科大の問題で「しゃべるバクテリア」の話だ。 あるたとえ話なのだが、内容は次のような感じだ。 ・…

他者の評価よりも、自分の「思い」

NHK Eテレの、テストの花道という番組がある。名の通り、主にテストで点を上げるための勉強法を教えるものだ。見方によっては、やや型にはめて、単純化しすぎているきらいもあるが、一見つかみどころがないと思われることでも、目のつけどころや、何をすべき…

学力の二極化 その2・・・対策の鍵は意識変革

昨年も、学力の二極化について書いたことがある。以前なら出来る側に入っていた中間層が、出来ない側に回ってしまい、学力の二極化が起きている、という内容だ。そしてその理由は、中間層が、基本が確立しないまま、出来る人の勉強をまねてしまうから、さら…

5年ぶりに政治の話・・・安保法案の件で思ったこと

このプログは、2010年の10月に始めたので、今月で丸5年が経ったことになる。細々とだが(本当に細々)、よく5年も続いたものだと、我ながら感心する。 ちなみに第1回目の記事は、家庭教師のブログなのに、なぜか「貧者の兵器とロボット兵器」という、ある意…

何事もバランスが大事・・・清潔さもほどほどに

少し前にあるテレビ番組で、ダニアレルギーの最新治療を取り上げていた。それは、ダニから抽出した成分を含むエキス、言うなればダニエキスを体内に取り入れ、それによって、アレルギー物質に対して、徐々に体を慣らしていくというものだ。まさにダニはダニ…

長文が読めないのに長文をやる・・・考えてみればおかしな勉強

「英語の長文が苦手なのですが、どうしたらよいでしょう?」という相談に対して、「長文をたくさん読んで長文に慣れよう」という指示がされることが多い。これは、ある意味正しいかもしれないが、そうした相談をする人の一般的な思いを考えると、必ずしも正…

400年に3回うるう年がない 英語長文は小ネタの宝庫 その2

先月話題にした小ネタの続きだが、取り上げるのは 2014年 慶応大(理工)第1問の長文だ。解こうと思っている受験生は、ネタバレになるのでご注意を。 その長文のテーマは、人は外向的でなければならない、とするアメリカの文化に対する異論だ。そこには、ア…

なぜトーストはバターを塗った面が下に落ちるのか? 英語長文は小ネタの宝庫

つい先日ちょっとしたテレビ番組で、「バターを塗ったトーストをテーブルから落とすと、なぜいつもバターの面が下になって(よりによって床が汚れるように)落ちるのか?」という疑問を、ある意味科学的に検証していた。この現象は決して偶然ではなく、必然…

今の生徒は真面目だが・・・

私は、かれこれ30年ほど教える仕事をしている。これだけ教えていると、昔と比べ、やはり生徒の気質は変わってきたなあ、とつくづく感じる。変わった点は色々あるのだが、最近特に感じるのは、生徒が真面目になったということだ。 真面目なのは本来よいことな…

私のダイエット法・・・と英語の指導法

もう10年ほど前になるが、私は長年吸っていたたばこを止めた。するとご多分に漏れず、食欲が増し、知らぬ間にたくさん食べるようになっていたのか、体重がじわじわと増えていった。 私は太る体質ではなかった(と自分では思っていた)ので、体重の増加には気…

やはりセンター試験について語ろう

これまで年初めの1月は、いつもセンター試験に関する話題を書いてきたが、今年は、イスラム国による日本人人質殺害という、非常にショッキングな事件があったので、そのことを書いた。 1月にセンター試験のことを書く、ということを決まりにしているわけでは…

日本人は冷たい

イスラム国により、二人の日本人が人質にとられ、うち一人が殺害されてしまったようだ。非常に残念だし、卑劣な犯行には憤りを覚える。そしていよいよ日本も、世界的なテロが他人事では済まなくなったなという感じがしてくる。 一方でこの事件を機にまた、日…